用語集

犬のお世話用語集

子犬を育てたり犬のお世話をしたりするときに出会う言葉を、短くわかりやすく説明します。ガイドやツールへのリンク付きです。

最終確認日

ここでの説明は一般的な情報であり、獣医学的なアドバイスではありません。愛犬の健康で気になることがあれば、獣医師に相談してください。

うれション(興奮性排尿)
犬(多くは子犬)がとても興奮したとき、あいさつされたとき、または不安を感じたときに、少量のおしっこをもらしてしまうこと。トイレトレーニングの失敗ではありません。あいさつを控えめにすると改善しやすく、成長とともにしなくなる子犬も多くいます。 → トイレの失敗(粗相):原因と対策
お昼寝
昼間の睡眠。子犬は遊び、ごはん、トイレの合間に何度も短いお昼寝をして、1日の大部分を眠って過ごします。成犬も夜の睡眠に加えて、昼間にお昼寝をします。 → 子犬のお昼寝スケジュール:うまくいく1日の例 · → 子犬の睡眠時間計算ツール · → 子犬の睡眠時間は?月齢別の目安
エンリッチメント
においを嗅ぐ、かじる、食べ物を探す、知育トイ、短いトレーニングゲームなど、犬が感覚や頭を使えるようにする活動。数分のエンリッチメントで、散歩だけでは得られない満足感を犬に与えられることがあります。 → 犬に必要な運動量は?
クリッカートレーニング
犬が正しい行動をしたまさにその瞬間を短い「カチッ」という音(または言葉などほかの合図)で知らせ、そのあとにごほうびを与える、ほめて教えるトレーニング方法。合図があることで、何をしたからおやつがもらえたのかが犬にわかりやすくなります。
クレートトレーニング
クレートを落ち着いて休める安全な場所だと犬に教えること。少しずつ進め、決して罰として使わなければ、睡眠、移動、トイレトレーニングに役立ちます。ほとんどの犬は寝る場所を汚すのを避けるからです。 → 子犬を迎えた最初の夜:穏やかに過ごすための手順 · → 子犬のトイレトレーニング:ステップごとのガイド
ケンネルコフ
犬が集まる場所で広がる伝染性のせきで、*ボルデテラ・ブロンキセプチカ*やパラインフルエンザウイルスなど、1つ以上のウイルスや細菌が原因になります。ふつうは軽症ですが、ワクチンがあり、ペットホテルでは接種を求められることがよくあります。 → 子犬のワクチンスケジュール:一般的な流れ
コアワクチン
どこに住んでいても、すべての犬が接種すべきワクチン。獣医学のガイドラインでは、犬ジステンパー、犬アデノウイルス(伝染性肝炎)、犬パルボウイルスを防ぐもので、狂犬病が存在する国や法律で義務づけられている国では狂犬病も含まれます。 → 子犬のワクチンスケジュール:一般的な流れ
シニア犬
生涯の最後の段階にある高齢の犬。いつからシニアになるかは体の大きさによって異なり、大型犬や超大型犬は小型犬より早くシニアとみなされる傾向があります。シニア犬はよく眠るようになることが多く、獣医師の健康チェックの回数を増やすとよいでしょう。 → シニア犬の睡眠の変化:どこまでが普通?
トイレトレーニング
犬に、室内ではなく屋外(または決めた1か所)でおしっことうんちをするよう教えること。頻繁に外へ連れて行く、済ませたらすぐにほめる、室内では目を離さない、予測できる日課を守る、が基本です。ほとんどの子犬は数か月かかります。 → 子犬のトイレトレーニング:ステップごとのガイド · → 子犬のトイレスケジュール計算ツール
トイレ休憩
犬がおしっこやうんちをするために外へ出ること。子犬は特に起きたあと、食べたあと、飲んだあと、遊んだあとに頻繁に必要です。子犬はおおよそ「月齢+1」時間我慢できるというのがよく知られた目安ですが、夜間や個体によって異なります。 → 子犬は何時間おきにおしっこが必要?月齢別の目安 · → 子犬のトイレスケジュール計算ツール
ノンコアワクチン
住んでいる場所、旅行先、ほかの犬と会う頻度に応じて、一部の犬にだけすすめられるワクチン。レプトスピラ症、ケンネルコフ、ライム病などがあります。地域でどれが必要かは獣医師が教えてくれます。 → 子犬のワクチンスケジュール:一般的な流れ
ボディコンディションスコア(BCS)
肋骨、腰のくびれ、おなかを見て触ることで、犬がやせている、理想的、太っているのどれかを判断する方法。よく使われるのは9段階評価で、4〜5が理想です。体重計の数字よりも役に立つことがよくあります。 → 子犬のごはんスケジュール計算ツール
マーキング
膀胱を空にするためではなく、においを残すために、立っているものに少量のおしっこをかけること。去勢していないオスに多いものの、どの犬にも起こりうることで、ふつうのトイレの失敗とは違う対応をします。 → トイレの失敗(粗相):原因と対策
リードをゆるめた歩行
犬が前に引っぱらず、リードがたるんだ状態で歩くこと。犬が自然にできることではなくトレーニングで身につけるスキルで、ふつうはそばにいることをほめて教えます。 → 犬の散歩時間計算ツール
分離不安
犬がひとりにされたときに強いストレスを感じること。ひとりのときだけ吠えたり遠吠えしたりする、物を壊す、うろうろ歩き回る、粗相をする、といった形で表れます。獣医師や資格のある行動の専門家の指導のもと、短い留守番から少しずつ慣らすトレーニングや、場合によっては薬で対応します。
去勢・避妊手術
生殖器を取り除く手術で、オスは去勢、メスは避妊手術といいます。最適な時期は性別、体の大きさ、犬種によって異なり議論もあるため、獣医師と相談して決めましょう。
呼び戻し
呼ばれたときに犬が戻ってくること。確実な呼び戻しは、静かな場所から始めて特別なごほうびを使いながら一歩ずつ身につけるもので、犬が学べる最も大切な安全のためのスキルのひとつです。
咬みの抑制
犬が口をどれくらいの強さで使うかを自分でコントロールする、学習によって身につく力。子犬は主にほかの犬や人との遊びを通して身につけます。子犬の甘噛みに穏やかでやさしく対応することが大切な理由のひとつです。
夜中の目覚め
犬が夜中に目を覚ますこと。多くはおしっこのためです。幼い子犬は最初のうち、夜中に手早く静かに外へ連れて行く必要があることがふつうです。高齢の犬で新たに夜中に起きるようになった場合は、不快感、病気、認知機能の変化のサインのことがあるので、獣医師に相談しましょう。 → 子犬を迎えた最初の夜:穏やかに過ごすための手順 · → シニア犬の睡眠の変化:どこまでが普通?
定時給餌
フードを1日中置いておく(自由採食)のではなく、量を量ったごはんを決まった時間に与えること。食事の時間が決まっていると、犬がどれくらい食べているかがわかりやすく、いつトイレが必要になるかも予測しやすくなります。 → 子犬のごはんスケジュール計算ツール
恐怖期
若い犬が、新しいものや怖いものに急に強く反応するようになる時期。多くのトレーナーは、生後8〜11週ごろと思春期の2回あるとしていますが、時期には個体差があります。この時期には、やさしく楽しい経験が助けになります。
正の強化
ある行動の直後に、食べ物、遊び、ほめ言葉など犬が好きなものを与えて、その行動がより起こりやすくなるようにすること。獣医行動学の団体は、罰よりもほめて教える方法をすすめています。
歯の生え変わり
子犬の28本の乳歯が42本の永久歯に生え変わることで、ふつうは生後3〜4か月ごろから6〜7か月ごろまで続きます。この時期の子犬はよくかじるので、安全なかじるおもちゃが、あなたの持ち物と子犬の歯ぐきを守るのに役立ちます。
疲れすぎ
子犬が長く起きて刺激を受けすぎ、なかなか落ち着けなくなった状態。眠そうになるより、遊びが激しくなる、噛みつきが増える、走り回る、といった形で表れることが多く、静かに休める場所がたいてい助けになります。 → 疲れすぎの子犬:サインと落ち着かせ方 · → 子犬のお昼寝スケジュール:うまくいく1日の例
短頭種
パグ、フレンチ・ブルドッグ、ブルドッグのように、頭蓋骨が短く顔が平たい犬のこと。多くは気道が狭いため、暑さや激しい運動が苦手なことがあり、天候に合わせて散歩を計画する必要があります。 → 犬に必要な運動量は?
社会化期
子犬が新しい人、動物、音、場所は安全だと最も学びやすい感受期で、おおよそ生後3週から12〜14週ごろまで。獣医行動学の専門家は、ワクチンのシリーズが終わる前であっても、この時期に安全で楽しい社会化をすることをすすめています。 → 子犬のワクチンスケジュール:一般的な流れ
粗相(トイレの失敗)
犬が室内や決められていない場所でおしっこやうんちをしてしまうこと。トイレトレーニング中の粗相は普通のことで、たいていはもっと早く外へ連れて行く必要があったという意味です。酵素系のクリーナーで掃除し、叱らないようにしましょう。叱ると、犬は隠れて排泄するようになりがちです。 → トイレの失敗(粗相):原因と対策 · → 子犬のトイレトレーニング:ステップごとのガイド
胃拡張・胃捻転症候群(GDV)
胃がガスで膨らみ、ねじれて血流が止まってしまう状態。命にかかわる緊急事態で、胸の深い大型犬に多く見られます。おなかが膨らむ、吐こうとしても何も出ない、落ち着きがない、といったサインがあれば、すぐに獣医師の診察が必要です。
認知機能不全(犬の認知症)
高齢の犬に見られる、加齢による脳の働きの低下で、よく認知症にたとえられます。混乱した様子、夜に落ち着かないなどの睡眠と覚醒のリズムの変化、新たな粗相、人や犬との関わり方の変化が典型的なサインです。獣医師がほかの原因を除外し、サポートの方法を提案してくれます。 → シニア犬の睡眠の変化:どこまでが普通?
起きている時間(ウェイクウィンドウ)
赤ちゃんの睡眠の分野から借りた非公式の言葉で、子犬がお昼寝とお昼寝の間に起きていられる時間のこと。幼い子犬は短い時間しか起きていられず、すぐにまた休む必要があることがよくあります。計画を立てるための目安で、決まったルールではありません。 → 子犬のお昼寝スケジュール:うまくいく1日の例 · → 子犬の睡眠時間計算ツール · → 疲れすぎの子犬:サインと落ち着かせ方
追加接種(ブースター)
免疫を維持したり完成させたりするための、ワクチンの再接種。子犬は何回かの接種を受けたあと、のちに追加接種(多くは生後6〜12か月ごろ)を受け、成犬はワクチンの種類に応じた間隔で追加接種を受けます。 → 子犬のワクチンスケジュール:一般的な流れ
駆虫
腸内の寄生虫を駆除する薬を与えること。寄生虫は母犬からうつることがあるため、子犬はふつう最初の数か月に何回か駆虫を受けます。成犬の駆虫の頻度は暮らし方や地域によるので、獣医師のアドバイスに従いましょう。 → 子犬のワクチンスケジュール:一般的な流れ

参考文献

  1. Guidelines for the vaccination of dogs and cats — World Small Animal Veterinary Association (WSAVA)
  2. Global nutrition guidelines (incl. body condition score) — World Small Animal Veterinary Association (WSAVA)
  3. Worm control in dogs and cats (Guideline 1) — ESCCAP
  4. Gastric dilation and volvulus in small animals — Merck Veterinary Manual
  5. Position statement on puppy socialization — American Veterinary Society of Animal Behavior
  6. How to potty train a puppy — American Kennel Club
  7. Dog care and welfare advice — RSPCA
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